文字の旅人
議論について
- 2010-02-10 (Wed)
- 旅人の目
自分は高校からデザインを学び始めた根っからのデザイン畑の人間である。その経験から言うと,デザイン教育では描くことを中心として様々な技術が重視されるが,考えることも同じくらいに大切とされる。ただ,傾向として他人と違うこと,発想を飛躍させることが求められる。これ自体は良いことであり,悪いことではない。
しかし,一般の人と真面目な会話を成立させるにおいて,話題を飛躍させることが優位では難しい場面が多い。相手に不安や悩みがある場合,話しの中で先ずそれを解消してあげなければ,こちらがどれだけ良い内容を話しても耳に入らない。自分たちの考えを述べる前に,相手の話しをよく聞いて,それだけではなく,それらに対応することも必要である。これが「議論」なのだろう。
かつて,あるデザイン賞で素晴らしい出来栄えの某フォントが賞を逃したということがあった。この原因について私はこれまでプレゼンテーションの問題だと思っていた。だが昨日の出来事で,そうではないのだろうと思うようになった。プレゼンテーションという表現は少し違っていて,「議論」であり,そのフォントベンダーの人達は昨日までの私と同じようにその考え方が弱かったということなのだろう。
京都の安岡先生に「プレゼンテーションではないよ」と言われた意味がようやくわかった。
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タイポニュース 2010/01/07
- 2010-01-07 (Thu)
- ニュース
■DTPの勉強部屋 第16回勉強会
DTPの勉強部屋が第16回勉強会を開催する。組版特集として,大熊肇氏(トナン),大石十三夫氏(なんでやねんDTP)+宮地知氏(大阪DTPの勉強部屋)を講師に迎える。2010年2月13日,名古屋・名駅で開催。(以下DTPの勉強部屋ホームページより引用)
第16回勉強会の開催が決定しましたのでお知らせいたします。
セミナー(および懇親会)受講希望者の方は、「勉強会お申し込み」ボタンからお申し込みください。
■勉強会
日 時:平成22年2月13日(土)午後2時〜6時00分(1時30分より受付開始)
場 所:ウインクあいち(愛知県産業労働センター)903
〒450-0002 名古屋市中村区名駅4丁目4-38
名古屋駅より徒歩約2分
受講料:2,000円(希望者には領収書を発行できます)
●内容(予定)
Session 1:文字の組み方―組版/見てわかる新常識
○筆脈や文字のふところから探る文字の詰め具合
○和文横組みは英文横組みに妄信的に倣ってよいのか
ハイフンとダーシ
数字と単位の間隔
漢字と数字の間隔
○マヌケ引用符を廃す
○書体によって字体は違って良い
○欧文フォント―4ラインと5ライン
○和文フォントと欧文フォントの設計の違い
○似て非なる欧文フォントは合わせて使わない
○欧文小文字は字間を空けない
○和文付属フォントで英文を組まない
○オブリークは使わない
○縦組み中で回転させたアルファベットの調整
○学参フォントは使用不可
○行長は文字サイズの整数倍に
○一律1歯詰めを廃す
○程よい行間
○行頭,行末のカギ括弧を考える
○読む距離によって違う最適な文字サイズ
○小見出しの大きさと位置
○カギ括弧の大きさを考える
○拡張新字体のクリーニング
スピーカー:大熊肇氏(おおくまはじめ 出版デザイナー)
1960年,埼玉県春日部市生まれ。8歳から書道教室に通う。22歳の頃,印刷文字(明朝体)に興味を持つ。1987年,専門学校桑沢デザイン研究所リビングデザイン研究科グラフィックデザインコース卒業。道吉デザイン研究室を経て独立。
1991年,独学でDTPをはじめる。有限会社トナン・代表。
著書に『文字の骨組み―字体/甲骨文から常用漢字まで』(彩雲出版,2009)。共著に『組版/タイポグラフィの廻廊』(白順社,2007)。
●プチセッション
全員参加型の勉強会を実現すべく、4〜5名の方に1人5分程度の自己紹介を兼ねたプチセッションをお願いしたいと思います。
日頃している仕事の紹介やぜひ紹介してみたい便利な機能、アプリケーションへの要望や不満な点など、なんでもけっこうです。良かったらしゃべってみませんか?
しゃべってもよいという方は、セミナー申込時に「プチセッション」で「しゃべってもよい」にチェックしてください。
Session 2:InDesignの「字形切り替え」と「禁則処理方式」を中心に
●InDesignの字形切り替え(旧字体/各種JIS/エキスパート/印刷標準字体などの違いと背景)を解説し、書籍組版において、私が実際に行っている方法をご紹介します。
●「禁則処理方式」の「調整量を優先」の有効性を他の方式との比較で実証し、それをさらに有効に機能させる「文字組みアキ量設定」について、私が実際に行っている方法をご紹介します。
スピーカー:大石十三夫氏(なんでやねんDTP)&宮地知氏(work station えむ)
→DTPの勉強部屋
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タイポニュース 2010/01/06
- 2010-01-06 (Wed)
- ニュース
■もじもじカフェ第21回「日本語の文字と組版を考える会を振り返る」
もじもじカフェが第21回「日本語の文字と組版を考える会を振り返る」の受付を開始した。「日本語の文字と組版を考える会」の世話人であった前田年昭氏をゲストに迎える。2010年2月6日,東京・阿佐ヶ谷で開催。
→もじもじカフェ
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「第4回ワークショップ:文字」のご案内
- 2009-12-23 (Wed)
- ニュース
文字研究会では2010年1月30日(土)に東京・立川で「第4回ワークショップ:文字」を開催いたします。皆様ぜひご来場くださいませ。(以下文字研究会ホームページより引用)
第4回ワークショップ:文字―言語生活のなかの文字―/第1回研究会
日時 2010年1月30日(土)
場所 国立国語研究所 多目的室
入場無料
参加の事前登録などはありません。直接会場へお越しください。
プログラム
13:00-13:10 趣旨説明
13:10-13:50 當山日出夫「言語生活の視点からの文字−景観文字研究の課題−」
13:50-14:30 鑓水兼貴「「略字・俗字」使用における場面差・属性差」
14:30-14:40 休憩
14:40-15:20 岡墻裕剛「『文字のしるべ』に見る明治期の外国人の漢字使用」
15:20-16:00 杉山元康「『活字離れ』論の実態と、私たちの触れている『カツジ』」
16:00-16:40 小形克宏「言語生活から見た絵文字のUnicode提案」
16:40-16:50 休憩
16:50-17:30 全体討論
ワークショップ終了後、18:30頃から立川駅周辺で懇親会を予定しています。
懇親会に参加される方は、下記へご連絡ください。
お問い合わせ先:高田智和(国立国語研究所 理論・構造研究系) ttakada■ninjal.ac.jp(■を@に替えてください。)
→文字研究会/第4回ワークショップ/第1回研究会
→文字研究会メーリングリスト
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「書体」という語について
- 2009-12-13 (Sun)
- 旅人の目
この本では,印刷でいうところの「書体」という語が「字体」と表記されている。一部「『字体』(フォント)」としているところもあるが,多くが「字体」とされている。そう呼ぶ考え方もあることは知っているが,やはりかなり違和感がある。気持ち悪い。
ただ,印刷でいう「書体」は,書道や言語学をはじめ多くの分野では「書風」と呼ばれている。そもそも「書体」という言葉を大雑把にいうと「文字のデザイン」のことで,漢字の楷書だとか明朝だとかゴシックなどのようなものを指すものである。ここから考えると,印刷でいう「書体」はその下位概念ということになる。
我々も多くの方に気持ち悪いと思われているのだろうということで気持ちを紛らわせる。
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「DTP Booster 009レポート」を拝見して
- 2009-12-10 (Thu)
- 旅人の目
記事の内容は大日本スクリーンの松久剛氏による出力に関するセミナーを紹介するもので,同氏の思ったことをズバズバと言われるスタイルを絶賛するもの。
人や組織には歴史やしがらみがあるので,とかく本当のことを言わないものである。ただそればかりでは,お客にとって,パートナーにとって,自分にとって誠実でないことになってしまう。
松久氏のセミナーは痛快なのだが,その後で技術者倫理や社会人としての誠実さとは何かということを考えさせられる奥の深さがある。実は,私も松久氏のファンであり,このセミナーには参加していないが同感である。
そういう思いで自分を振り返り,「A set of interrelated if–then statements」という視点で考えると私のやっていることは技術とは言い難い。情報社会の究極の価値は「知」であり,知の最たるものは「技術」と「ブランド」である。世の中にどのように貢献できるか(わかりにくければ,我々が生き残れるか否か)はここにかかっている。
→名もないテクノ手
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Twitterはじめる
- 2009-12-07 (Mon)
- 旅人の目
仕事上,文字は最も大切なものなので取り組み続けている。が,なかなかまともな内容が書けていない。
気分転換ができるのではないかと思い登録。Twitterではないが,他にも地元の会にも参加した。
この程度の文字数ならTwitterが便利。
12月10日追記
ユーザー名は,nori_matobaです。
細々とつぶやいています。
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