文字の旅人
   NORI’s Typography Journey
  >> ホーム
  >> RSS1.0
プロフィール

NORI

Author:NORI
文字の旅人は、印刷文化を愛する人のための情報ブログです。NORIこと的場仁利が運営しています。
 

カテゴリー

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

 おもちゃの片付け
20080622_TOY.jpg

ついに長年の念願であった息子のおもちゃの片付けに成功しました。息子のおもちゃが増えだしてから数年間ずっと気になり続けていたのですが、ようやく仕組みとして形にすることができました。ここまでの主な内容をご紹介します。

今回の片付けに際して実際私も妻も手伝いましたが、メインはもちろん息子本人です。片付けとは、分類し、いらないものを捨て、定位置を決めて収納することだと思いますが、これはどれも荷物の持ち主ご本人様でないとできないことです。特に分類は本人が決めたものでないと絶対にいけません。他人が分類してきれいに収納してあげても、使う本人の頭の中に同じ分類ができていなければ使用した後戻すことができません。ということは、本人が使った次の瞬間にその片付けは崩壊してしまうことになります。

しかし、片付けの経験が少ない子供や、片付けが嫌いな人に片付をけさせることはなかなか困難です。そこで今回は息子に片付けの大切さを理解してもらうために、コースが選べるスケジュール表のような図を紙に書いて説明しました。

選べるコースは次のようなものにしました。Aコース、今片付けると、その次の週末以降は遊んだり、勉強したり、お出かけできたりしてハッピー。Bコース、片づけを終わらせないと、次の週ちょっと片付けるけど終わらずもやもや、その次の週は片付けなくて気分はイライラ、そのまた次の週は散らかってきて汚い部屋で暮らす→イライラに慣れる(=地獄の状態)。

この2つのコースを選ぶように求めると、もちろんAコースを選びます。しかし、これだけでは終わらせません。実は口頭やホワイトボードではなく紙に書いて取っておくのがポイントで、気持ちが下がってきた頃を見計らってその紙を見せるのです。そうすると、「お〜。そうだったね!」と言って再び作業を始めます。

以前失敗したときは、同じようなことを口頭で言ったり、ホワイトボードに書いたりしたのですが、私の話も毎回内容が若干違ったりするので、子供は何日も覚えていてくれませんでした。

そんなことで、最も大切な分類は乗り切りしました。ここまでくれば後はほぼ自動的に終わります。収納は分類の結果、少量の細かな分類になったため、以前から使っているカラーボックスとカインズホームのスタイルケースというカラーボックス用の積み重ねができるケースを購入しました。このシリーズには、カラーボックス1部屋分と、1/2部屋分、1/4部屋分があり、細かなものの収納には1/4部屋がとても便利でした。また、一見単なるプラスチックケースなので他の場所でも使えそうなところもこの商品を選んだ理由です。

見出し付けは、分類したものに見たままの名前を付けるだけなので簡単です。ポストイットノートに鉛筆で見出しを書かせ、おもちゃを収納ケースに入れながら貼り付けさせました。ここでのポイントを挙げると、その他のコーナーを作っておくことだと思います。若干余裕がないと分類にないものがきたときに常に見直さなければいけません。これだとめんどくさいのでやらなくなってしまいます。その他のコーナーが一杯になってきたら見直すというのが良いように思います。

通常はここで終わりですが、我が家では息子のお気に入りフォント、写研のナールやゴナで有名な中村征宏さんデザインによる「ハイパースクエアU」でラベルをつくりました! ハイパースクエアUはデザイン系の書体なのに、漢字も仮名も英数字も揃っていて使いやすさ抜群です。さらに斜体にすると躍動感が加わって元気のよいカッコよさが際立ちます。

20080623_LABEL.jpg

気になり続けること数年、失敗すること幾度か、構想2週間、中断1週間、実行2週間半、説得随時――長い道のりでしたがようやく長年の念願であったおもちゃの片付けシステムができました。これで息子も、いつでも好きなもので遊べて、すぐに片付けられ、お母さんに怒られることもなくなるでしょう。

ハイパースクエアU (MPC看板フォントCD‐ROMブックシリーズ)ハイパースクエアU (MPC看板フォントCD‐ROMブックシリーズ)
(2003/05)
MPC編集部

商品詳細を見る

テーマ:印刷・デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

日録 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:2
(2008/06/27(金) 23:11)

 片付け進行中
20080614_LAB.jpg

親子共同の書斎がようやく片付いてきました。今日は息子の発案で書斎のドアに看板を付けてみました。

看板を作る前にフォント案とネーミング案を二人で検討しました。しかし、いろいろ検討した結果、息子のたっての希望で今回もフォントは中村征宏さんのハイパースクエアUを使うことになりました。この書体は息子の男の子ごころにとても響くようで、他には目もくれないほどお気に入りです。

データ作成はOpenOffice 2.3のDrawを使用。Illustrator 3.0を思い出す操作感でしたが、プレビューも見られて、無償ソフトとは思えない高性能ぶりに驚きました。レイアウトは少しだけ工夫して、文字を斜体にして四隅にネジのような飾りを付けてみました。

できあがったデータをプリントしてドアに貼り付けていると、息子も「かんけいしゃ いがい たちいり きんし」の看板を作っていたようで、これも貼ってと持ってきました。息子いわく、もの凄い研究を行うので立ち入り禁止とのこと。でも、お友達は入れるそうです。(笑) この部屋から世界をどんどん広げていって欲しいと思います。

旅人のノート
看板を付けた後、子供のおもちゃの片付けに取り掛かりました。いまさら立派なおもちゃ箱を買うのももったいないので、ダンボールで気の利いたものはないかと探していたところ、言葉では言い表せないほどかわいいものを見つけました。「はこいぬ」、「はこねこ」という商品で、三匹アソートでわんこA、B、C、にゃんこA、B、Cだそうです。私の趣味ではありませんが……これは、かわいすぎます。

eだんぼーる  http://www.morii-group.co.jp/e-dan/shop_hakoinuneko.html

テーマ:印刷・デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

日録 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:2
(2008/06/14(土) 11:19)

 片付け中に発見したもの その4
20080608_FILM.jpg

ここのところ私は片付けの旅人になっています。いろいろ面白いものが見つかっているのですが、今回はポスターを保存している紙管の中で発見したルミナーとトレペロールについて書かせていただきます。

グラフィックデザインの制作にMacが導入される以前は、印刷の版を作るための設計図は手作業で作成していました。厚紙を台紙にして、線画は烏口や製図ペンで書きました。文字は写植所で印画紙に印字されたものをカッターナイフやペーパーセメントを使って切り貼りし、写真はポジやプリントをコピー機で拡大してアタリとして貼り付けていました。

簡単なものはこれで良いのですが、写真や図形に文字をかけるような複雑なレイアウトになる場合もあります。そのようなときに必要となるのがルミナーです。ルミナーとは透明なフィルムで、それを台紙の複雑になる部分を覆うように重ねてテープで留めます。上に置くものをこちらに貼り付けるという訳です。

更にその上にトレーシングペーパーを被せ、色指定やもろもろの指示や要望を赤ペンで書き込みます。これが印刷の版の設計図、いわゆる版下(はんした)です。

この版下と写真やイラスト等の素材を次工程の製版所に渡します。そこで版が作られた後、簡易な印刷機で印刷されて初めて色の付いたレイアウト、色校正を見ることができました。

今思うと気が遠くなるくらい人手と時間のかかる大変な作業です。完成イメージは頭の中にあるのですが、実体として手に取って見てはいないので色校正ができあがるのを心待ちにしたことが思い出されます。

仕上がりについては、多くの人が介在するのでミスが多かったのかというとそうでもなく、感覚として今よりミスやトラブルは少なかったように思います。訂正が大変なのであきらめたという面もありますが、前後の工程の人に自分の仕事が見られるのでいい加減に当たれないという緊張感というかプロ意識のようなものが大きかったように思います。

今回見つけたこのルミナーとトレペロール、自宅使いだったのでほとんど使っておらず、状態は新品同様です。岐阜の写植研究家様、必要ないでしょうか。

旅人のノート
昨日はDTPの勉強部屋に参加しました。内容は自動組版とPhotoshopについての2セッション。講義内容がとても充実しており大変勉強になりました。過去最多の参加者数だったそうです。私はというと、TeXの話題で舩木さんともじもじカフェに思いを馳せつつ、FeZnさんと二次会への道中で合流。しかし会場で席が離れてしまい、FeZnさんは三次会は離脱。三次会ではDTPというより、水たばこシーシャを初体験していました。業界の集まりなのに、珍しく文字の話題に触れない一日でした。

テーマ:印刷・デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

日録 | 固定リンク | トラックバック:1 | レス:2
(2008/06/08(日) 10:17)

 ナカゴしゃれ
20080601_NAKAGOSHARE.jpg

名古屋・今池でナカゴしゃれを見つけました。

ナカゴしゃれは、ユーモアのある書風と文字の中のラインが特徴的な書体で、自由な感じのPOP体の中でも独特な雰囲気を放っています。ナールやゴナで有名な中村征宏さんのデザインにより1990年ごろに写研からリリースされたものです。

以前中村さんにお会いした際に、ナカゴしゃれはあまり多くは使われていないようだとおっしゃっていたように思います。私も実は初めて実際に使われているところを見ました。

中村書体室のホームページの説明(注)には「カラー印刷で一字の中に2-3色色を変えると、きれいさが出る文字」と書かれていますが、実例を見て納得です。色分けすることで、この書体の特長が強調されて、楽しげな雰囲気がとてもよく出ています。

20080601_IMAIKE_PLAYLAND.jpg

ナカゴしゃれは、都会の趣と庶民の生活の息遣いがミックスした独特の魅力を持つ街、今池のゲームコーナーの一角にひっそりと息づいていました。

(注)中村書体室「歩み」(http://www.n-font.com/dis.html、2008年6月1日)

テーマ:印刷・デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

日録 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2008/06/01(日) 15:01)

 朝食の効用
20080527_BREAKFAST.jpg

実は私は、数年来日中の眠気に悩まされていました。

仕事にやる気がないわけでないのに日中異常に眠い。強烈な眠気に襲われる時がある。栄養ドリンクや眠気覚ましドリンクを飲むと最初の2〜3日程度は効くのですが、すぐに効かなくなってしまう。顔を洗ったり、散歩をしたりしても直らず、病気ではないかと思い本当に困っていました。ところが、最近その眠気がすっかりと解消されたのです。

これまで私は、朝食を牛乳とパンかシリアルだけでごく軽く済ましていたのですが、息子の小学校入学に伴って妻がお弁当作りのついでに朝ごはんを作ってくれるようになりました。そうするとなんだか眠気が改善されてきたのです。

そんなことを感じながら、昼休みにたまたまMcDonald'sに行くと、トレーマット(トレーの上に敷かれた紙)に同社の食育に関する取り組みが書かれていました(注)。そこには、里中満智子さんによる朝ごはんの重要性に関するマンガがあり、朝ごはんをきちんと摂らないと脳が働かずボーっとしてしまうとありました。また、朝ごはんは、脳と体を起こす元気の源ともありました。ただ食べるだけでなく栄養のバランスや量も大切なのですね。納得。三十云歳にしてこんな基本的なことをようやく知った次第です。

(注)日本マクドナルド株式会社「食育の時間 0時間目 朝ごはんってなぜ大切なの?」(トレーマット、2008年5月23日)

テーマ:印刷・デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

日録 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:2
(2008/05/24(土) 20:14)

 ヒラギノ角ゴシック体とゴシックMB101
20080522_brochure.jpg

今日はかなり久々に文字に取り組んでいます。見本帳やカタログを使って、ヒラギノ角ゴシック体とゴシックMB101の細いタイプの比較をしています。

かなり違うけど、かなり似ている。う〜む。これはかなりなライバル関係と見た! (笑)

と言うのは冗談で、ファミリーのウエイト展開について見ています。ゴシックMB101のRのウエイトはヒラギノ角ゴシックのW3とW4の間で、W4寄りであるようです。ヒラギノ角ゴシックのW4やW5辺りの太さは、明朝体の本文に対する太字や小見出しとしても使える便利な太さです。

MB101では、ウエイトがL、R、M、DBとあるのですが、一番細いLがあって、少し間を置いてMに近い位置にRがある。需要が高いところを充実させているわけです。どちらもよく考えて作られていますね。

旅人のノート
ところで、以前ある方からヒラギノか千都のロゴは石川九楊さん筆であると聞いたことがあります。右側の黒いカタログの懐中時計の中にある「千都」の文字のことなのでしょうか。ちょっと気になります。

追記:2008年5月24日
関西に在住の他のある方から、千都の文字は石川さんの作品ではないという内容の情報をいただきました。情報をいただきありがとうございました。

テーマ:印刷・デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

日録 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2008/05/22(木) 04:52)

 京大型カード
KYODAICARD.jpg

新聞の折込みチラシで、親子で北京オリンピックを体験できる「マクドナルド チャンピオンキッズ」というプレゼント企画があることを知りました。今日はそれに応募するための必要条件である「オリンピックへ行きたい意気込み」を小1の息子と一緒に作ってみることにしました。

先ずはとりあえず書いてみてとやってみたのですが、息子は「オリンピックにいーーーーーーーーイキタイ」と書いて行き詰まってしまい、ダダをこねだしてしまいました。

そこで私が、「お父さんが選考委員だとしたら採用するものと、NGとするもの」という視点でこの文書をを評価し、次に梅棹忠夫著の『知的生産の技術』で有名な京大型カードにオリンピックやスポーツに対して思うことや普段思っていること、将来こうなりたいというようなことを書いてもらうことにしました。

そうすると、とたんに息子はすらすらといろいろなアイディアを書を書き始めるではないですか。何枚かカードを書くと、手が疲れたと言うのでカードの順番を決めるところまでで一旦作業を終えました。その後、お風呂と食事を済ませ、現在文章にまとめています。

知的生産の技術には「一定の技術的訓練によって、だれでも、いちおうの文章はかけるようになるものと、わたしは信じている。(注1)」と書かれていますが、幼い子供でも論理的な文章が書けてしまうということは本当に驚きです。これで、一次選考は通過間違えなし!? 当選通知が来るのが楽しみです。(笑)

(注1)梅棹忠夫、1969、知的生産の技術、岩波書店、P.200

テーマ:印刷・デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

日録 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2008/05/11(日) 21:49)

 olivettiのテーブルコンピュータ
OLIVETTI.jpg

今日は妻の実家の近くにある関ボウリングセンターに遊びに行ってきたのですが、そこで意外なものと出会いました。

私が勉強した『デザイン技術』という教科書では、巻頭の口絵やプロダクトデザインのページに美しい機械を代表するものとしてolivetti社の製品が掲載されていたのですが、私はこれまで実際に動いているolivettiの製品を全く見たことがありませんでした。MoMAのパーマネントコレクションにもなっているというタイプライターValentineは有名ですが、同社はテレコムイタリアに吸収されてしまったようで情報も少なく、私にとってはolivettiは幻のメーカーとなっていたのです――。

ゲームの受付を済ませ、靴を選び、案内されたレーンで靴を履くためテーブルに腰掛けると、見慣れないつづりの文字が目に飛び込んできました。テーブルコンピュータと天井から吊り下げられたディスプレイをよく見ると、なんとあのolivettiの大きなロゴが掲げられているではないですか!

製品に目を向けると、ストライプのパターンを配した筐体がシンプルでなかなか素敵でした。一方、画面表示はかなり荒いビットマップフォントで、名姓の順で表示された名前の漢字表記等に少々不自然さというか古さが感じられましたが、一応カラーで現役バリバリという印象でした。

olivettiはタイプライターやコンピューター等の事務機器メーカーと聞いていたので、まさかボーリング場で出会えるとは思ってもみませんでした。今日は幻のolivettiと出会えた記念日となりました。

テーマ:印刷・デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

日録 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:2
(2008/05/06(火) 22:46)

 クローゼットの整理
CLOSET.jpg

只今息子のクーロゼットの整理をしています。

先ずクローゼットに入れるべきのもを息子と一緒に分類し、ケースの引き出しの数に合わせて振り分け、見出しも付けたので子供だけでも片付けができるようになりました。これで洗濯ものの取り込み作業が少しは楽になるはずです。

写真では細部まで見えていませんが、見出しの書体はナールやゴナで有名な中村征宏さんデザインによる「ハイパースクエアU」を使用。別の書体で作成していたところ、息子のアイデアでこの書体に変更。太くて荒削りで直線的なラインが元気な男の子のイメージと重なってなかなか良い感じです。息子のチョイスには負けました。(笑)

追記:2008年5月6日  見出しの書体の画像をアップしました。

TITLE.jpg

日録 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2008/05/04(日) 10:44)

 デスクマットについて
DESKMAT.jpg

4月の中旬に親子共同の書斎の机にデスクマットを購入しました。家族で話し合った結果、子供が机に傷をつけるといけないですし、冬場になると天板の冷えで小さな子供の手はかじかみますのでデスクマットは必須であるという結論に至りました。そこでデスクマットを初めて購入することになったのですが、デスクマット選びには明確な条件がありました。今回はそのポイントについて書かせていただきます。

我々が考えた条件としては、コピーがくっつかない非転写タイプ、つや消しタイプの表面処理、机全面を覆う形状という3点です。

1つめの非転写タイプは、デスクマットの絶対条件ではないでしょうか。デスクマットは机の天板の保護と美観を保つためのものだと思うのですが、コピーのトナーがくっついてしまったり、机の上に置いておいた大切な本や書類等がくっつき傷めてしまうようなものが多く出回っています。この点はよく気をつけないといけません。

2つめのつや消しタイプの意図は、机全面をマウスパッドにしたいという考えからです。我が家の住宅事情は狭くスペースが限られていますのでパソコン専用デスクは用意できません。現在私はノートパソコンにマウスを繋いで使用しています。机は2台あるのですが、天板そのものがマウスパッドなら2台の机のどこでも使えることになりますし、操作中にマウスパッドがずれてイライラすることもありません。また、マウスパッドの糊の面を気にする必要もないのでパソコンを簡単に片付けることができます。

3つめの机全面を覆う形状というのもスペース効率からです。我々の部屋は狭いので机も奥行きの狭いものを使っています。最近の机はOA対応ということで、ダクトという配線の穴とそれを覆うカバーが設けられていますがこれが一長一短です。ダクトを利用して配線すると机を壁や机どうしとくっつけて配置することができ部屋のスペースが広く使えるのですが、ダクト自体が机の上で何かと邪魔になるのです。デスクマットを敷く場合もダクトがネックになります。

ダクトを避けた長方形の形状ですと、机の上にマットがある部分とない部分で段差ができてしまいます。人は心理的にこの段差の部分を避けて使いますので、机の上のスペースが有効に使えないことになってしまいます。これではちょっと困ります。そこで、机全面覆うサイズでダクトの部分がくり抜かれたものがあると良いのですが、ダクトの形状はメーカーによって違いますので汎用品がありません。また、特注で対応しますと言われても素人には正確な図面は起こせないのでおいそれとは手が出せないのです……。

ということで私は、机を購入した上前津の栗田商会に相談してダクトの部分をくり抜いたものを作ってもらうことにしました。机のメーカーに型があるということでメーカーでの特注扱いになり一枚8000円弱でできました。汎用品は一枚2,000円〜4,000円程度で売られていますので、比較するとかなりの割高ですが、長く使うものですし、快適に使えるなら高くない値段です。仕上がりは我々の要望を完璧に反映したものができたので言うことがありませんが、使用感も狙い通りの効果が得られてとても満足しています。

大きな机が置けるのなら良いのですが、日本住宅事情ではなかなかそうもいかないと思います。ダクトの部分をくり抜くことは、デスクマットの選びの必須条件としてお勧めします。

テーマ:印刷・デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

日録 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2008/05/03(土) 07:08)

 鉛筆を購入
MITSUBISHI9800.jpg

皆さんは文字を書く時どんな筆記具を使っていますか。私は、自宅ではもっぱら鉛筆派。ですがこれまで、鉛筆についてあまり考えたことはありませんでした。軸が黒ければいいというくらいで……。

鉛筆というと、なんと言っても六角形の形状、長さ、太さの基準を作ったと言われるファーバーカステルが有名ですね。あと、ステッドラーの製図用鉛筆マルスルモグラフ。こちらは私も高校の時に製図やデッサンの授業で使っていました。伊東屋のイートンペンシルもモダンなデザインで素敵です。

最近私は、町の文房具店やスーパーやホームセンター等の文具売り場といった身近な場所で買える実用的な文房具に関心を持っていて、今回はそういった目線で鉛筆について考えてみました。

鉛筆選びで先ず大切なのは硬度だと思います。HBとかB等がある鉛筆の硬度については、自宅にたまたまあった公文式2Bの鉛筆の黒さが程良くて、これまで使っていたHBは薄いように思っていました。店頭で見てみると2Bは、HBの次に扱いが多いようなので2Bにすることにしました。次に対象製品は、三菱鉛筆のユニ、9800、トンボ鉛筆のMONO R、8900としました。そして、これらを消去法で絞ることに。MONO Rは店頭に扱いがほとんどなかったので外れ、8900とユニは軸の色が好みでないので外れ、という訳で三菱鉛筆の9800が筆頭候補になりました。

そこで、三菱鉛筆のホームページ(注1)を見てみると、創業者の眞崎仁六が日本初の鉛筆工業生産に成功とあり、明治34年(1901年)に「逓信省(現:総務省)御用品」に採用された実績もあるとのことです。また、9800のパッケージには同社の代表的な商品ともありました。こんなうんちくを見てしまったらこれにするしかありません! ということで、9800を購入することに決定。

早速ナイフで削って試してみましたが、いろいろ調べて選んだもこともあってなんだかとても良く感じます。一箱12本入りで税込み398円。良い買い物ができました。

(注1)三菱鉛筆株式会社「商標とブランド」(http://www.mpuni.co.jp/company/ci.html、2008年4月30日)

テーマ:印刷・デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

日録 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:2
(2008/04/30(水) 23:48)

 片付け中に発見したもの その3
paper_model.jpg

4年ほど前に杉井デザイン事務所さんからいただいた自動車のペーパークラフトを作ってみました。

部品が少ないので簡単だと思っていたら、折ったり、曲げたりと、つくりが繊細でなかなか苦労しました。だってタイヤがきちんと円筒なんです! これは、小学校3年生以上対象、要ピンセットですね。(笑) しかし、できあがりの質感は本物に迫る精巧なフォルム。印刷もメタリック系の特色インキを使っているので、遠めに見るとプラモデルと見間違えます。さすがは巨匠杉井清二さん作。

ところでこの自動車会社さんのマーク、甲骨文や金文のような古代文字のように見えるのは私だけでしょうか。

杉井デザイン事務所 http://www.sugii-design.com/

テーマ:印刷・デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

日録 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2008/03/30(日) 06:43)

 文字のひと時
昨日は、山梨在住のブックデザイナーの渡邊さんと東桜のタイガーカフェで会談。少し煮詰まっていたので、文字のに関することをいろいろお話しできてすっきりしました。お土産に最近の作品や女子美の「タイポグラフィ・タイポフェイスのいま」のDVDをいただき感謝。とても楽しい午後のひと時でした。

タイガーカフェ http://www.tiger-cafe.com/
日録 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:2
(2008/03/29(土) 06:25)

 赤福「銘々箱」をいただく
akafuku_01.jpgakafuku_02.jpg

昨日は家族が名古屋駅へ行った帰りに赤福を買ってきてくれ、暖かいお茶と一緒に久々に赤福をいただきました。

おみやげの赤福といえば10個以上入ったものが一般的なのですが、売り切れということで今回初めて2個入りの「銘々箱」というものを目にすることになりました。小さくて、赤い帯がかけられたなんともかわいらしい包みです。その帯を解いて箱を開けると、赤福餅とともに歴史的な印刷物と思われる文字が姿を現しました。

akafuku_03.jpg

ちょっと気になったのでこの文字の由緒を赤福さんに尋ねてみると、伊勢神宮周辺の名所を案内した「伊勢参宮名所図会」から取られたとのこと。「伊勢参宮名所図会」についてさらに調べてみると、江戸時代に出版された整版本で、200年以上も前の旅行ガイドブックのようなものだということが分かりました。200年も前といっても、お伊勢さんの歴史からすると最近のことなのでしょうね。なんて奥深く、ロマンチックなんでしょう……。

実は私は赤福が大好きなので久々に食べられて大満足。今回はいろんな意味でおいしくいただくことができました。

赤福 http://www.akafuku.co.jp/

テーマ:印刷・デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

日録 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:2
(2008/03/24(月) 06:54)

 片付け中に発見したもの その2
NewCID.jpg

写真は、モリサワのNew CIDフォントのDMです。新書体をイメージしたポストカードの6枚セットで、文字のアウトライン化ができるようなったことを強調しているのか派手な加工が目を惹きます。年代は不明ですが、新丸ゴが次期発売予定となっています。

モリサワ http://www.morisawa.co.jp/

テーマ:印刷・デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

日録 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2008/03/10(月) 04:58)

 片付け中に発見したもの
JBO.jpgBBS.jpg

片付けをしていると懐かしいものがいろいろと出てきますね。

写真は、ハウス系レコード会社Junior Boy's Ownのマークとテクノ系ロックバンドBoom Boom Satellitesのイベントのフライヤー。Junior Boy's Ownのマークはレコードをかじる木版風のタッチが電子音楽とミスマッチでとても可愛らしい。ブンブンはダンスミュージックといえばUKが全盛だった当時、その中で日本人ミュージシャンが活躍していることが衝撃的でした。

今週も体調不良が続き、楽しみしていた「DTPの勉強部屋」に参加できませんでした。これまで皆勤だっただけ非常に残念……。

Junior Boy's Own http://www.juniorboysown.com/
Boom Boom Satellites http://www.bbs-exposed.com/
DTPの勉強部屋  http://study-room.info/dtp/

テーマ:印刷・デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

日録 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2008/02/25(月) 06:34)

 山根式袋ファイル
shosai.jpg最近ちょっと仕事をすると資料が山積みになってしまい、いくら片付けても資料や原稿の整理が追いつかないということに悩まされています。なんだか頭の中までもやもやして困るので抜本的な見直しを図ろうと探していたところ、山根一眞さんという面白いアイディアを持った方がいるということを知り、数ヶ月ほど前に古書で『スーパー書斎の仕事術』(文春文庫)という本を入手しました。

その本にある「山根式袋ファイル」というものを利用して、先週末から少しずつ整理しているのですが、これがとても良い感じ。簡単に言うと、見出しを付けた市販の角2封筒にあらゆる物を入れてしまい、50音順に整理するというだけのシンプルなものなのですが、思ったより角2封筒に収納力があり、検索性も抜群でかなりすっきりしてきました。会社と自宅に資料が分散していることは仕方ないのですが、これでかなりの問題は解決できそうです。

奥付を見ると1989年発行とあり20年近く前の本なのですが、書斎の立地からビデオテープのインデックスの作り方まで、「山根式袋ファイル」以外にも役に立つ情報やアイディアが満載でかなり楽しめました。なんでこれまで知らなかったんだろう、もっと早く出会っておくべきだったと思っています。

山根一眞オフィシャルサイト http://www.yamane-office.co.jp/

テーマ:印刷・デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

日録 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2008/02/22(金) 06:13)

 亮月さんとの打ち合わせ
2月16日は、PAGEの日から続いている体調不良がひどくなり、昼休みを挟んでついに病院へ。風邪の合併症状が起きていると診断されたため会社を早退しました。

しかし、その後の「亮月製作所」の桂光亮月さんとの打ち合わせには予定通り出席。話が盛り上がり結局夜8時まで話し込んでしまいました。体調は悪かったのですが、熱い思いを聞かせていただきパワーをもらうことができました。これからの展開が楽しみです。

テーマ:印刷・デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

日録 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2008/02/18(月) 05:48)

 新しい広がりを体感、PAGE 2008
日本印刷技術協会が主催する印刷関連の見本市「PAGE 2008」が2月6日から8日まで、東京・池袋のサンシャインシティで開催されました。「シナジー:たて割からヨコ串に」をテーマとして、29のコンファレンス、17のセミナー、140社の出展社で開催されたこのイベントをフォントベンダーの展示を中心にお伝えします。

■イワタ
ユニバーサルデザインに配慮したというフォントシリーズ「イワタUDフォント」と学習指導要領に準拠した「イワタ学参フォント」を前面に出した展示でした。UDフォントシーズの採用事例をはじめ、今月発売予定のUD丸ゴシック、開発中のUD明朝のプレビューもありました。
IWATA_1.jpg
イワタブース



■クオークジャパン
発売間近とアナウンスされているQuarkXPress次期バージョン、「QuarkXPress 7」のプレビューとパートナー企業の製品展示が行われていました。QuarkXPress 7では、待望のUnicode、OpenType Font機能対応をはじめ、文字数を中心とした設計を可能にするデザイングリッド、文字組みを詳細に設定できる文字組セット、オブジェクトの整列、ドロップシャドーといった実用的な機能を搭載。提供方法も通常のパッケージ販売の他、ネットワーク外での使用も可能とするプランも用意され、使いやすさ、導入のしやすさをアピールしていました。他の組版ソフトと比較してしまうと目新しい機能はありませんが、総合的な充実振りには目をみはるものがありかなり期待できそうです。
Quark_1.jpg
次期製品QX7のプレゼン
Quark_2.jpg
新機能文字組セット



■ダイナコムウェア
開発中の「シネマ字幕フォント」(仮称)、BCNのフォントソフト部門において8年連続でNo.1に輝くパッケージ製品群、Windows Vista字形に対する取り組みが等紹介されていました。
DYNA.jpg
ダイナコムウェアブース



■フォントワークスジャパン
フォントワークスは、フォント環境のトータルソリューションを掲げる「LETS」を前面に展示。毛筆系書体と映画字幕書体といった新書体、数式や字体切り替えソフトを含む数多くのツールを紹介していました。
FW_1.jpg
フォントワークスブース



■メディアテクノロジージャパン/大日本スクリーン製造
ワークフローRIP「Trueflow」、プレートセッター「Plate Rite」をはじめとする印刷機材を中心とした展示でした。残念ながら千都フォントの展示はありませんでしたが、FMスクリーンと専用インクを組み合わせた広色域印刷やPDFワークフローの展示があり、「Ultimate PDF Workflow Guide」と題する、Adobe CS 3とTrueflow SEによるPDF/X-4フローを紹介するガイドブックを配布していました。
SCREEN.jpg
スクリーンブース



■モリサワ
フォント製品から、プロ用組版ソフト、バリアブルプリントソフト、サーバ製品、オンデマンド印刷機までプリプレスをトータルにカバーする製品群を展示していました。

フォント供給の主流Morisawa Passportをスピーディに導入できる「Morisawa Passport One」、Windows Vista対応True Typeフォント「Pack for Vista」、学生向けの「Student Pack BASIC」といったフォントの新製品をはじめ、プロ用組版ソフト「MC~B2 5」に関する展示も充実していました。数式組版の機能やフォント品質の向上、MS Wordからの高度なデータ取り込みを実現するプラグイン「B2-Word In」、岩波書店とDNPユニプロセスによる「広辞苑」における導入事例等を紹介していました。Windows Vistaでの文字環境の変化を解説する冊子『「Windows Vista」で変わる文字環境』の新版を配布していました。
MORISAWA_1.jpg
モリサワブース
MORISAWA_2.jpg
新しいフォント製品の展示



■リョービイマジクス
リョービ伝統書体シリーズ、花胡蝶、花蓮華、花牡丹のOpenTypeフォントをメインに展示していました。2006年に開催された講演会「杉本幸治 本明朝を語る」の内容を収めた同名の小冊子の配布が行われえていました。
RYOBI_1.jpg
リョービブース



■デジタルワークフローソリューションZONE
アドビシステムズの協力による「デジタルワークフローソリューションZONE」では、今回もプラグイン製品のデモや展示を行う展示ゾーンとセミナーゾーンの二本立てで盛況でした。会場ではちょうど、大日本タイポ組合によるセミナー「大日本タイポ組合の字字法談」が行われていました。
DWSZ.jpg
セミナーゾーン



フォントによる効果が注目されて採用が広がるイワタUDフォント、フォントワークスのLTESの充実、学生向けやオフィス向けといったモリサワの新しいフォント製品、プロ向け組版ソフトMC-B2の展開と、フォントベンダーだけ見ても新しい広がりが感じられた展示会でした。なお、次回のPAGE 2009の会期は2009年2月4日(水)〜6日(金)とのことです。

PAGE2008 http://www.jagat.or.jp/PAGE/2008/

テーマ:印刷・デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

日録 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2008/02/10(日) 05:30)

 名古屋駅とゴナ
DSC05256.jpg名古屋駅へ行くと新幹線口で改装工事が行われていて、照明を施した門のようなセンスの良いサインが設置されつつありました。

このサインの文字の部分をよく見ると、表示書体には最近印刷物では見かける機会が減ってきているゴナが使われており、その他各所でもゴナが健在でした。ゴナは合理的な設計思想と無駄のないシンプルさを極めたモダンなゴシック体。ラインに揺らぎや遊びが少ないため、情報を真率に伝えるような場面に相応しい書体だと思います。

DSC05260.jpgゴナはサインでは今でもよく目にしますが、プロフェッショナル向けの組版機器か書体のアウトラインサービスを経由しないと扱えないというハンドリングの問題からか、サインにおいても新設されるものは他のものに置き換えられている傾向があるようです。

しかし、信念、ブランディング、イメージ作りというものは、本来そう簡単に別のものに置き換えられるものではないはずです。大きな流れに逆らうことには困難が伴いますが、一流を目指すためにはこだわりを持つ場面も必要ではないでしょうか。新しいものを取り入れる姿勢はもちろん大切ですが、それ以上に崩してはいけないものを持つべきだと思います。

JR名古屋駅でゴナを見るとほっとした気持ちになれると同時に、名古屋生まれであることが少し誇らしく思えます。

中村書体室 http://www.n-font.com/
亮月製作所 「書体の話 ゴナ」
Wikipedia 「ゴナ」

テーマ:印刷・デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

日録 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2008/01/18(金) 03:23)

次のページ
copyright © 2005 文字の旅人 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ. / PHPウェブログシステム3 / ネットマニア
ホームページ アフィリエイト レンタルサーバー FC2ブログ 専門学校